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映画「竜とそばかすの姫」感想・レビュー:「インターネット」×「美女と野獣」

 

竜とそばかすの姫

竜とそばかすの姫

「竜とそばかすの姫」映画情報

あらすじ

17歳の女子高生すずは幼い頃に母を事故で亡くし、父と2人で暮らしている。母と一緒に歌うことが大好きだった彼女は、母の死をきっかけに歌うことができなくなり、現実の世界に心を閉ざすようになっていた。ある日、友人に誘われ全世界で50億人以上が集う仮想世界「U(ユー)」に参加することになったすずは、「ベル」というアバターで「U」の世界に足を踏み入れる。仮想世界では自然と歌うことができ、自作の歌を披露するうちにベルは世界中から注目される存在となっていく。そんな彼女の前に、 「U」の世界で恐れられている竜の姿をした謎の存在が現れる。

予告編

作品データ

原題 竜とそばかすの姫
製作年 2021年
製作国 日本
上映時間 121分
監督 細田守
原作 細田守
脚本 細田守
メインキャスト 中村佳穂
佐藤健
成田凌
玉城ティナ
受賞歴 -


 

「竜とそばかすの姫」映画解説

だいふく

高知県を舞台としたアニメーションだニャ!

作品解説

スタジオ地図制作によるアニメーション映画で、「サマーウォーズ」「未来のミライ」に代表される細田守監督による長編オリジナル作品第6弾となります。

 

主人公すず(ベル役)はシンガーソングライター中村佳穂が務め、劇中歌の歌唱や一部作詞等も務めており、謎の存在「竜」の声は佐藤健が務めています。そして、ベルのデザインを「アナと雪の女王」のジン・キムが担当しています。

 

2021年7月15日に第74回カンヌ国際映画祭のオフィシャルセレクション「カンヌ・プルミエール」部門にてワールドプレミア上映された映画でもあります。

関連作品

※タイトル後に外部リンクアイコンがあるものはAmazonに飛びます。

【監督代表作】

サマーウォーズ

時をかける少女

おおかみこどもの雨と雪

バケモノの子

未来のミライ

映画の舞台は高知県

本作の舞台は高知県の自然豊かな田舎町です。具体的にどこなのかは劇中で言及されていないが、県内に実在する場所をモデルとして制作されています。

まず、すずが通学や帰宅で通っている橋は、仁淀川にかかる浅尾沈下橋です。沈下橋とは、台風通過が多い高知県ならでわで、増水した時に水の中に沈む橋です。沈むことにより橋が破壊されることを防いでいます。そのため、端に手すりなどは全くありません。

 

利用しているバス停は県交北部交通の西の谷第二バス停、鉄道駅はJR伊野駅となります。そして東京に出ていくときに出てくる駅はJR高知駅でした。

 

鰹のたたきを家で作るシーンや過疎地ならでわの学校までの通学なども、高知県の田舎町らしさを描いています。

「竜とそばかすの姫」感想・レビュー

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まず、なぜこの映画を観たいと思ったのは、管理人が高知県出身(高校まで過ごした)だからです。上述しましたが、高知の懐かしい風景や、台風が良く通る地域の恐ろしさもしっかり描かれていました。

高知と言えば日本最後の清流と言われる四万十川が有名ですが、仁淀川を選んだところも、個人的にはニヤッとさせられます。何気に、今では四万十川より仁淀川の方が綺麗ですから。(仁淀ブルーともいわれてます)

そんな綺麗な川でも増水してしまうと人を殺してしまうんだという恐ろしいシーンが、主人公すずの母親という悲しさは、なかなか観ていて耐え難いものがあります。

 

さて、映画の方の感想も書きましょう。映画館で観る前に少しレビューを見ましたが、なんだかよい評価が少ない…とても心配になり鑑賞しましたが、全然面白かったですし感動しました。先日鑑賞した「鬼滅の刃」「シン・エヴァンゲリオン劇場版」そうでしたが、アニメも映画館で大迫力を楽しむ時代になったんだなと、日本のアニメーション技術の進歩には驚くばかりです。

 

そして映像と音楽のコラボレーションが圧倒的です。インターネットの中の世界で非現実的で未来的な世界観の中に、割と人間味がある(電子音が無い)音楽がとても心地よく、映画館の音響もあってか、とても感動しました。

竜とそばかすの姫

 

さて肝心なストーリーですが、予備知識なしで観に行ったため、まさかの現代版「美女と野獣」にはびっくりしました。主人公の仮想世界「U(ユー)」のアバターの名前が「ベル」ってところから、すでにそうなんですよね。本作は「美女と野獣」に似せるだけでなく殆ど、そのままを描いてますから、驚きでした。あとで監督のインタビューを見てみるとインターネットで「美女と野獣」を描いたと言ってますからね。

竜とそばかすの姫

 

そこに、現在社会の問題点を融合させたのが賛否両論になってしまったのかもしれません。ネタバレになるんで深くはいいませんが、確かにその社会的問題に対する描き方や持って行き方が強引でしたね。色々省略過ぎと言うか。(ラストはあれで、本当に救われたんだろうか?と言う疑問は残ります)

 

とはいうものの、個人的にはラストの歌のシーンでは感動で泣けましたし、映画館で観たので評価が良くは出ていると思いますが、2時間と言う時間もあっという間に終わりのめり込みましたので、素晴らしい映画だと思いました。

だいふく

ラストの歌は本当に圧巻で鳥肌物だったニャ~

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