「フェノミナ」映画情報
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あらすじ
スイス、チューリヒ郊外で少女の無残な死体が発見された。ウジがわき、ハエが飛び交う遺体から、警察は昆虫学者のマクレガ-と、虫と交信出来ると言う特殊な能力を持つジェニファーの力をかりて犯人の追跡を行う。
予告編
作品データ
原題 | Phenomena |
---|---|
製作年 | 1985年 |
製作国 | イタリア |
上映時間 | 116分 |
監督 | ダリオ・アルジェント |
製作 | ダリオ・アルジェント |
脚本 | ダリオ・アルジェント フランコ・フェリーニ |
メインキャスト | ジェニファー・コネリー ジョン・マクレガー フラウ・ブルックナー |
受賞歴 | - |
「フェノミナ」映画解説

当時14歳のジェニファー・コネリーの魅力満載だニャ!
作品解説
イタリアンホラーの帝王、ダリオ・アルジェントの9作目の監督作で、自身もお気に入りの映画と評する作品です。トマス・ハリスの小説「ハンニバル」の題材ともなった、フィレンツェの未解決猟奇殺人と警察が昆虫を使って殺人犯を特定したというところからヒントを得たということです。
映画のロケーションはスイスのチューリッヒですが、美しい景観と裏腹に麻薬での死亡率が高いという矛盾ともいえる現実に魅了され、映画の構想が固まったともいわれています。
ジェニファー・コネリーの魅力
本作は何といっても、14歳の若さで主役を演じたジェニファー・コネリーの存在が大きかったといえます。誰が見ても、美人といえるその容姿が見事です。役柄も、昆虫と交信ができる不思議少女という設定で、これがまた余計に魅力的に感じてしまう背景でもありました。
ジェニファーの魅力に相反するように、映画ではグロいシーン満載で、さらに伝説ともいわれるジェニファーが蛆虫だらけのプールに落ちるシーンはスタントなしで本人が演じています。さすがに、蛆はおがくずを使ったフェイクですが、その演じる姿勢は見事でした。
なお、巻頭で殺人鬼に襲われる少女は、監督の長女フィオーレ・アルジェントでした。主役候補でしたが、公私混同を避けオーディションで公平に決定するよう製作側から指示され、オーディションでジェニファー・コネリーを監督自身気に入り、主役としたうえ主役名も同じくジェニファーとしたというエピソードもあります。
「フェノミナ」感想・レビュー
この映画、個人的にはめちゃくちゃ大好きです。とにもかくにも、ジェニファー・コネリーの美しさと言いたいところですが、猟奇的なストーリーもかなり楽しめます。さらには、昆虫を使って犯人を捜すという設定が面白さを倍増させているのです。
この映画で重要となってくる昆虫なのですが、色々な種類が登場します。通常の映画なら、虫に対しての嫌悪感が出てしまうところなのですが、妙にこの映画では虫が気持ち悪いと思えさせないところがあります。
ジェニファーと昆虫の交信により味方につけるという、面白いアイデアによる神秘的な一面が素晴らしかったです。サルコファガスというハエが、人間の死体を好むという習性を利用した犯人捜しなんか、なんてすばらしい発想なんでしょうと思わせられました。
そして、映画が大好きな理由のもう一つは、ヘビメタ音楽です。ダリオ作品では語らずして入れない、ゴブリンの音楽。内容に全く合わないところで、急に激しい音楽が流れます。唐突過ぎるのですが、何か見るものを殺気立たせ、不安にさせる要素十分です。画期的なミスマッチとでも言いましょうか!
しかしながら、アルジェント監督のことです。もちろん、綺麗な要素ばかりでは有りませんよ!しっかり、グロイですしオゲレツシーン満載です。作品が80年代と言うことを考えると、当時はかなりの衝撃な映像ではなかったでしょうか。しかし、他のダリオ作品を比べてしまうと、おとなしめではありましたが、本作ではやり過ぎるよりはちょうど良かったかもしれません。
と、いろいろ語りましたが、最後に言いたいのは、やっぱり「フェノミナ」のジェニファー・コネリーが好きだ~ってことです(笑)いや、本当に美人過ぎてジェニファー見たさに映画を観るほどです。そして、美女をこれでもか!っといわんばかりに汚物(蛆&死体プール)で汚すという変態的作品であるのもギャップ萌えで最高でした!!!

監督さすがに、やりすぎだニャ!!!