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映画「スティーブン・キングのランゴリアーズ」感想・レビュー:10人は生き残れるか

 

ランゴリアーズ

ランゴリアーズ

「スティーブン・キングのランゴリアーズ」映画情報

あらすじ

ロサンゼルスからボストンへの夜間フライト。眠っていた数名の乗客たちが目を覚ますと、周りから人間が消えていた。衝撃の事実を前に絶望と恐怖でパニックに陥りながらも、元の世界に戻る方法を必死で探す彼ら。そんな中、想像を絶する悪の手が忍び寄ってくる…。

予告編

作品データ

原題 The Langoliers
製作年 1995年
製作国 アメリカ
上映時間 180分
監督 トム・ホランド
製作 デビッド・カッペス
原作 スティーブン・キング
メインキャスト デヴィッド・モース
マーク・リンゼイ・チャップマン
パトリシア・ウェティグ
ケイト・メイバリー
ブロンソン・ピンチョット
受賞歴 -


 

「スティーブン・キングのランゴリアーズ」映画解説

だいふく

スティーブン・キング原作の名作映画だニャ!古いけど怖い人間ドラマも観れる大好きな映画ニャ~。

作品解説

スティーブン・キングが1990年に発表した中篇小説Four Past Midnightに含まれる1篇の映画化ですが、時間は180分と長丁場となっています。監督は、「チャイルド・プレイ」で有名な、トム・ホランドです。

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タイトルにもなっている"ランゴリアーズ"とは、夜間飛行の同じ飛行機に乗り合わせた人たちが過去の時間に取り残され、迷い込んだ土地で登場する人喰いモンスターのことです。口だけモンスターといった姿をして、何でも食い尽くす怪物とされてます。チープなCGゆえに、滑稽さがあふれるユニークな姿です。

ランゴリアーズ

ランゴリアーズ

残された10人

本作では、旅客機の中、眠っていた10人以外は忽然と姿を消し、消えた人間の身につけているものは機内に残ったままという不思議な状況となり、残された10人を中心に描いた映画ですが、残った10人が個性豊かで絶妙な設定でした。

10人の紹介

・元妻の死を知りかけつけようとしている機長
・極秘任務についている工作員
・謎を解き明かそうと努力する推理小説化
・目の手術をするために向かう盲目の少女
・父親の愛情を得られず精神異常の重役銀行員
・変わり映えの無い日常に嫌気がさしペンフレンドに会いに行く女教師
・酒、ドラックの矯正施設に入れられるため向かう女性
・おとなしいが勇敢な学生
・孫に会いに行くために乗り合わせた黒人男性
・最後まで眠って、常にお腹を空かせているのんびりやの中年男性

彼等はそれぞれの目的を持ってボストン行きの旅客機に偶然に乗り合わせたはずであったのに、最終的には、選ばれるべきして残された10名としか言いようが無いほど物語に重要で1人として欠ける事が出来ない10名でした。 

「スティーブン・キングのランゴリアーズ」感想・レビュー

古い時代を知っている方であれば、スティーブン・キングといえば、本作か「IT/イット」と言う方が多いのではないでしょうか?「IT/イット」はリメイクされたため若い人にも知られましたが、本作も負けてないくらい面白い作品で好きな映画です。

冒頭30分で虜になる面白さ。この先何が起こるのか、どんな展開になるのかと、出だしからすぐにのめりこみます。夜間飛行の同じ飛行機に乗り合わせた人たちが過去の時間に取り残され、他人同士であった個性的な10名がおりなす展開が実に興味深く面白いです。リーダーシップをとるもの、不信感を示すもの、嘆くだけのもの、徐々に恋愛が芽生えるもの、今までの人生に後悔を示すものと様々な人間模様が描かれます。

 

特記すべきは、盲目少女とダイナと精神異常者のトゥーミーとの関係でした。トゥーミーを救いたいと声をかける彼女は、トゥーミーに胸をナイフで刺されてしまうのです。それでもダイナはトゥーミーのことを常に思い気にかけ、彼のトラウマである父親という苦しみから解放させようとします。観ていて、ダイナの心の優しさや清さに感動すら覚えるのです。

が…。そこはスティーブン・キング原作ということを失念してました・・・。最終的な結末は。ダイナみんなを救うため、トゥーミーを人喰いモンスターランゴリアーズの餌食にしただけだったのです。おぉ~何たることだと少しでもダイナの姿に感動した自分を悔やむのです。

 

そうです、この作品は人喰いモンスターのランゴリアーズはおまけの存在であって、同じ危機に置かれた時の人間の生き様を描き、人間の本質が見え隠れします。人間のすばらしさと共に、人間の残酷さも表現されているのです。

最終的に生き残った者の喜び方は異常なほどで違和感も覚えました。だってね、数分前には生き残れた者のために犠牲になった人がいるんです。そんなことは一瞬で忘れてしまったような強烈な歓喜です。特に女教師は、死んだ工作員と直前まで愛の約束までしてたのに。

協力し合ってきたのに、最後の最後に所詮は偶然に出会った10人、自分が助かることが一番と言いたげなラストであります。

 

さてさて、もう一つの見所(といっていいのか!?)は、人喰いモンスターランゴリアーズの姿です。足音は聞こえども姿は見えず。もぅ、とことん引っ張って、引っ張って、引っ張り続けて期待させた挙句、登場したのはチープなCGで違和感有りまくりの、口だけモンスター!

えぇ~~~!ちゃっちぃ~~~!!!

ランゴリアーズ登場シーン

ランゴリアーズ登場シーン
だいふく

ちゃちなCGは、面白すぎて吹き出しそうになったニャ~。

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